VOICE from Global People ベトナム編
 WEBメディア「べとまる」編集長 水嶋 健さん

ベトナム 業種:  キーワード: ,

d9d97485copy●観光情報誌には載っていないベトナムの姿を伝えるWEBメディア「べとまる」
ベトナムの情報を現地から日本人に向けて発信している「べとまる」は、取材執筆からサイト運営までを水嶋さんほぼひとりで行っている情報サイトだ。一般的な日本人向け情報サイトと異なるのは、観光客向けに見所を伝えるのではなく、ベトナムの文化を日本に紹介することに主眼を置いている点である。例えば、路上でいつでも気軽に食べることが出来るバインミーの具を、自分好みにカスタマイズできる新しい業態の店がオープンしたと聞けば、実際に詰め放題してきたレポートをルポ形式で掲載しており、水嶋さんの人柄や表情から(レポートにはご本人が登場)、臨場感を感じることができる。
サイトのコンセプトを水嶋さんに伺うと、「海外旅行をしている時に全く知らない世界・価値観に直面することで、考え方や認識が変わる」ことを強く感じ、日本に向けて異文化を発信したいという思いから同サイトを立ち上げたという。

151120voice0000

水嶋さんが編集長をつとめるべとまる

●日本で働くエンジニアから一転、ベトナム在住フリーライターへ
大阪の大学を卒業後、東京でエンジニアとして働いていた水嶋さんが、ベトナムで「べとまる」を運営するに至るまでは紆余曲折があった。エンジニアとして働いている時に「本当に自分がやりたかったことを、できるようになるのだろうか」と考え、退職し世界を見て歩くために海外旅行に出かけたことが、ベトナムとの出会いとなった。偶然訪れたベトナムに不思議な魅力を感じ、縁あって現地の日系企業で働くこととなった。その後退職を機に、フリーのライターに転身。「自分にしか出来ないことをやるべき」と考え、オリジナル情報を発信するWEBメディア「べとまる」の運営が始まった。

●日本人に海外が身近であることを伝えていきたい
151222copy今後の展望について話を伺うと、「べとまるではこれからもベトナムの事をユーモアを含みながら日本の人に伝えていくが、それ以外の仕事として、日本とベトナムを繋ぐビジネスニュース執筆の案件も増えてくるだろう」と話す水嶋さん。また、「ベトナムを日本人の視点で紹介する形と同様に、日本をベトナム人の視点で紹介する形のサイトをつくりたい」とこれまでの逆のパターンも思案中とのこと。根底にある、ベトナムを心から愛し、尊敬する気持ちが水嶋さんの行動力の源となっている。

ベトナムから日本への旅行者は2015年10月時点で合計約16万人(JINTO1118報道資料)と他国に比べ多くはないが、訪問者数は増加傾向にあり、訪日ベトナム人1人当たりの旅行支出は中国人を上回るという情報もある。今後日本とベトナムのビジネスが盛り上がりを見せていく中で、現地生活者の特性を理解する水嶋さんのような「バイカルチャー」の日本人がますます活躍することになるだろう。

TNCのマンスリーレポートは無料のメールマガジンです。

毎月、世界のビジネス情報を無料でお届けするメールマガジン「VOICEjp」、バンコク発の期間メールマガジン「VOICEth」を配信中です。ぜひご登録ください。

メルマガに登録する