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シンガポール編 海外進出支援サイト「ヤッパン号」運営責任者 吉田秀明さん

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数千の経営者を見てきた「目利き」が選ぶ
海外進出支援のエキスパート


「数ある情報の中から、どれを信じればよいのか?」 「誰に相談すべきか?」は、海外進出における多くの経営者の悩みだろう。これを解決してくれるのが、会計事務所やコンサルタント会社、不動産仲介会社など、アジア各国の海外進出支援のエキスパートの集合サイト「ヤッパン号」だ。ユーザーは、プロフィールを見ながら自分に合うエキスパートを選び、メールで相談することができる。ユーザー側に費用は一切かからない。日本で“ベンチャー通信”“経営者通信”などの企業向け情報誌を発行する「株式会社幕末」のシンガポール現地法人「幕末シンガポール」が運営を行っている。


現在、「ヤッパン号」の登録エキスパート数は102社。今はアジア中心だが、将来的には欧米にまで拡大させていく予定。「すべて直接、私がお会いしたうえで、信頼がおける会社のみを登録しています」と責任者の吉田秀明さん。「現地にオフィスを持っていない、会社として登録されていない、そういった会社は対象外としています。ですので、何年も前の情報を新しい情報として語ったり・・といったこともありません」。時には2週間の出張で40社以上を訪れるという吉田さんは、企業向け情報誌に携わってきた本社勤務時代から現在まで、数千人もの経営者を見てきたという。その彼が厳しい目で一社一社を見極めてきたからこそ、単なる寄せ集めではない、経営者が安心して相談できる専門家のプラットホームとして機能している。


吉田さんに海外進出で大事なことについてうかがったところ、「土台(例えば日本の本社)が安定していることが、まずは前提条件です。その上で重要なのは、海外拠点の経営者が良い意味で本社と喧嘩できること。本社の言いなりになるイエスマンが上手く行っているケースは見たことがありません。海外事業を責任を持って良い方向に自分が導いていくという覚悟が必要です」。そういう吉田さん自身も、海外に赴任してから変わったという。「以前は役員会議などで言い合いになるほど熱くなるタイプではなかったのですが、現在は自分の意見や考えをどんどんぶつけるようになりました。時には言い合いになることもあります。それでも、最終的には良い結果につながっています」。海外進出が多い今の状況を「第二の開国時期」と吉田さんは表現する。幕末の咸臨丸より多くの日本人を世界へ送るべく、日々「ヤッパン号」の舵取りに情熱を注いでいる。

「ヤッパン号」ウェブサイト  http://www.yappango.com/about

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