郊外タイプのモールが続々オープンするエジプトにIKEAが進出

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情勢不安のニュースが多い中、気温のみならず景気もまだまだ上昇中のエジプトより、現地リサーチャーがお届けします。


一足先にオープンしたキッザニアに続き、昨年11月26日に待望のIKEAがカイロ空港から車で10分程の場所、新しく作られた街であるニューマーディのフェスティバルシティにオープンした。もともと砂漠だったこの辺りは、アメリカン大学(The American University in Cairo)の移転から始まり、多くの学校が設立され、数々のコンパウンドが作られ、年々巨大な街へと進化し続けている。


週末の朝一に向かったが、駐車場の入り口はすでに渋滞していた。訪れているのはエジプト人やアラブ人、シリア人も多い。郊外にあるため、車を持っていない人は行くことができないが、中間層以上が買い物に行く場所となっている。店内に入ると2階建ての建物に所狭しと商品が並んでいるが、他国のIKEA同様、商品ごとに整理されているフロアはとても見やすくなっている。

カウンター奥(左)にシャワルマの肉を焼いている様子が見える


もちろん店内にはカフェテリアもあり、会計が終わった所にはカフェがある。ソフトクリーム5L.E(約75円)、ホットドックセット15L.E(約225円)となっている。1~2L.E(約15~30円)でサンドイッチを食べている市民からすると決して安くはない価格だが、IKEAに買い物に来る人々にとっては、一般的な価格となっている。カフェにはエジプトらしく、シャワルマ(肉を串刺しにして回転させながら焼き、それをそぐようにして切ったものをパンにはさんで食べる)も販売されている。

店内を見てまわるだけで、家にあるエジプシャンチックなアンティーク調の家具、金の縁取り、猫足、重厚な家具から、洗練されたIKEAの家具に全て買い替えてしまいたい気分。家のレイアウトの一部分を再現している展示方法は見ているだけでもインテリアの参考になり、壁を壊して間取りを変えたり、バルコニーを無くして部屋にしたり、1部屋つぶしてバルコニーにするような国柄であるため、IKEAのレイアウトをそのまま使った部屋作りをする人も出てくると考えられる。

IKEAがオープンした場所はフェスティバルシティモールの一部だが、今後この広大なエリアに300店舗の店、95店舗のレストランやカフェ、6,500台分の駐車場がオープン予定となっている。約10年前に初めてエジプトに出来たモール、シティスターズが出来た時の興奮が蘇る。シティスターズは価格的に、富裕層が買い物をするモールだったが、週末になると大量の買い物をしていくエジプト人、アラブ人を頻繁に見かけた。シティスターズがきっかけで、その後あちらこちらにモールが出来るようになったと思う。今では週末に家族でモールへ行く事も一般的になった。

■IKEA EGYPT HP http://www.ikea.com/eg/en/store/cairo


ところで、先日カイロでは数十年ぶりに雪が降った。そこで思い出したのが、2014年にエジプトにも室内型スキー場が出来るという情報である。既にドバイで室内型スキー場を運営している、Majid Al Futtaimがエジプトに進出する。


モール オブ ザ エミレーツ内にあるSki Dubaiの様子


この室内型スキー場についてはまだエジプト人の間では話題になっていないようだが、知られていないだけなのかもしれない。雪の降らないエジプトでは、若者や子ども達向けの娯楽施設になると思われる。