VOICE from Global People トルコ編
デリバリー弁当「Yattaa!」代表 井俣 満さん

トルコ 業種:  キーワード: , , , ,

「アジア料理」から「日本料理」へ
デリバリー弁当がきっかけでトルコに浸透する日本食

 イスタンブルのヨーロッパ側、レベントでデリバリー弁当の店を始めて5年目になる井俣満さん。トルコ在住歴は19年で、今の店を始める前にも、レストランのシェフやオーナーをしていた経験を持つ。そんな井俣さんにトルコにおける日本食のイメージについて伺うと「トルコでは中華と寿司を一緒に提供する店舗を見かけることが多く「日本料理」「中華料理」とそれぞれ独立した料理というよりも「アジア料理」としてひとくくりで認識している人が多いようだ。」と語ってくれた。


Yattaaの弁当はオンラインで注文することが可能。
イスタンブルにあるほぼ全てのデリバリーショップを検索できるサイト「YemekSepeti」


現在は日本食と中華、ヌードル、食材(惣菜)の配達を行っており、注文は電話・FAX・インターネットで受け付けている。「日本のマンガを読んだトルコ人が、おにぎりや味噌汁を食べてみたいということで日本食の弁当を注文することがある。」という。現地の労働者たちから注文が入った場合は「配達まで15分以内に完了することを心がけている。彼らは昼食にデリバリーをよく利用する」そうで、味だけではなく対応の部分でも努力を惜しまない。


中華料理の味付けがされている野菜焼きそば弁当
19.80TL 約990円


トルコ人が好む弁当について伺うと、「中華料理の弁当、特に焼きそばの注文が多いと感じている。トルコ料理とは違う味付けだが、中華料理は受け入れられている」という。「中華料理を気に入って注文してくれる人は日本食にも興味を持ってくれている。そこから少しづつ日本食が浸透していく」と感じているようだ。その兆しは既に現れており、「タクシムからも配達してくれないかと注文が入ることがある。距離があるため現状はお断りしているが、需要はある」と感じている。 今後の展開としては「協力者を探し2店舗3店舗と増やし、イスタンブルのアジア側にも出店したい」 と意気込みを語ってくれた。

富裕層向けの高級な寿司や日本料理だけではなく、親しみやすい弁当スタイルが日本料理のイメージを確立し、トルコに浸透させるきっかけになるのではないかという可能性を感じるインタビューとなった。今後にぜひ期待したい。

Yattaa!ウェブサイトhttp://www.yattaa-sushi.com

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