TNCアジアトレンドラボ アジア8ヵ国 トレンドランキング 2019-2020

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TNCアジアトレンドラボ アジア8ヵ国 トレンドランキング 2019-2020

TNCが運営するアジア×トレンドに特化した研究機関「アジアトレンドラボ」では、アジア各国のトレンド情報を収集し、WEBサイトで公開をしています。今回のVOICEjpの特集では、毎年恒例となった「アセアン・トレンドランキング」に、インドと中国を加えたアジア8ヵ国の2019年を振り返る「アジア・トレンドランキング」を発表したいと思います。各国でどのようなモノ・コトが流行したのでしょうか?各国のランキングと合わせて注目のトピックをご紹介します。

8ヵ国のトレンドランキングを一挙ご紹介!

老舗メーカーの国産スニーカーに見る 「国潮」ムーブメント

数年前から話題になっていた1920年代創業の上海発のスニーカーメーカー「飛躍(FEIYUE)」が、2019年以降、若者層に浸透してきている。「飛躍」側も若いデザイナーやディズニーとのコラボを開始し、盛り上がりを見せている。同じく国産ブランド「安踏(ANTA)」は、NBAのスター選手とのコラボモデルを発売し話題となった。この背景には、若者による国産ブランドの支持がある。これは「国潮」というキーワードになっており、「#国潮来了(国産製品のブームが来た)」のハッシュタグが「微博(Weibo)」などSNSで多く使われている。衣料品だけでなく、化粧品、飲料、食品などの製品から、アニメやゲームといったカルチャーの分野にまで広がっている。国潮来了は、2020年も注目のキーワードと言えるだろう。

No.1-「飛跳」による国産スニーカーブーム

「飛跳」による国産スニーカーブーム

 

初の国産車VINFASTの生産販売秒読み

ベトナム初の国産車として、計画発表当初から話題を呼んでいた「VINFAST」。予約販売を開始しており、コンパクト・セダン・SUVの3タイプの展開を予定している。コンパクトタイプで販売価格は4億2,300万ドン(約203万円)。ショッピングモールに設けられた展示会場では、販売開始を待ち望むベトナム人たちが興味深げに自動車をスマホで記念撮影している様子が見られる。ベトナムでは中間層の拡大や生活水準の向上に伴い、より高いサービスや品質へのニーズが高まっている。これまで自動車は、価格の高さに加え、関税が高く購入できる人が少なかった。しかし、GrabやGO-VIETといった配車アプリの需要も高く、副業としてドライバーをする人も増え、新車購入の追い風になっており、2020年は国産車フィーバーが起こることが期待されている。

No.1-国産車VINFASTの生産販売へ

国産車VINFASTの生産販売へ

 

「Grab」の多様化するサービス GOJEKとの差別化を図る

Grabインドネシアが新サービス「Sewa Grabcar」と「Grabcar Plus」の提供を開始した。Sewa Grabcarは、ジャカルタ及び周辺地域限定の、最低4時間から使える時間貸しレンタカーサービスだ。Grabcar Plusはこれまでの配車手配サービスのプレミアムバージョンで、通常の配車サービスよりも3~4割高い料金を支払う代わりに、5つ星評価の優秀なドライバーのみを手配する。GrabとGOJEKの間ではここ数年価格競争が続き、デリバリーやその他の業態との提携も重複していることもあり、上位サービスにより差別化を図ったとみられている。特にSewa Grabcarの時間貸しレンタカーサービスについては、これまで配車アプリの欠点であった複数個所移動に対応していることもあり、今後都市部以外への展開も期待されている。

No.2-「Grab」の多様化するサービス

「Grab」の多様化するサービス

 

進化を続けるチャンギ国際空港に Jewel Changi Airport (ジュエル)開業

シンガポールの玄関口、チャンギ国際空港に大型複合施設「Jewel Changi Airport(ジュエル)」が2019年4月に開業した。約280の飲食店と小売店、12のアトラクション、映画館、ホテルなどが入り、「ポケモンセンター」海外1号店、JR東日本の飲食・物販複合型店舗「JW360°」をはじめ日系企業も多く出店している。最も人気を集めているのは、世界最長となる高さ40メートルの屋内滝「レイン・ボルテックス」だ。

政府は東南アジアのハブとして確固たる地位を築くために国際空港をバージョンアップし続けることは必須であると認識し、ジュエルを建設した。空港利用者はもちろんのこと、地元の人々が集う複合商業施設としての機能も果たしている。シンガポールのアイコンといえば、これまではマリーナ・ベイ・サンズだったが、ジュエルの完成により、早くも新アイコンとして世界中から注目を集めている。

No1-チャンギ国際空港に「ジュエル」開業

チャンギ国際空港に「ジュエル」開業

 

乾季のバンコクでPM2.5濃度が上昇 「N95マスク」が必須アイテムに

タイ首都バンコクとその周辺では、2018年末から2019年2月にかけて、微小粒子状物質(PM2.5)の濃度が国が定める基準値を上回り、健康への影響が心配される日が続いた。M2.5の数値が高い時期には、微粒子から呼吸器を防護するマスクでPM2.5対応の「N95マスク」が必須アイテムとなった。

12月から3月にかけては、乾季のため雨が降らず、空気が滞留しやすい状態になるため、空気中に排出される粉塵が溜まりやすい。政府や都は、交通渋滞の軽減や、排ガス規制違反車の取り締まり強化、学校の臨時休校、人工降雨といった措置を取ったが、根本的な解決には至っていない。

No1-大気汚染でマスクが必須アイテムに

大気汚染でマスクが必須アイテムに

 

プラスチック製品禁止で登場した 新しいエコの形「バナナの葉包装」

エコへの関心が高まりつつあるなか、スーパーで販売する野菜の包装に注目が集まっている。野菜をビニール袋の代わりにバナナの葉で包み、輪ゴムの代わりに乾燥した葉で結んだ商品が販売された。販売を開始したOAオーガニックは、森の奥に住む原住民が作る有機栽培農作物を扱うフェアトレードコミュニティ。

マレーシアでも環境保護の動きとして、スーパーのビニール袋やタッパー、ストローなどプラスチック製品がどんどん禁止されている。その結果、全体的に国民のエコに対する意識は高まっているといえる。そんな中、環境に配慮して、オーガニック野菜の包装にビニール袋ではなくナチュラルな葉を使用しようと考えるのは、自然の流れのようにも思われる。タイでもすでに同じような取り組みが一部で開始されている。

No1-環境問題で注目「バナナの葉包装」

環境問題で注目「バナナの葉包装」

 

中華&ローカル系サービスが乱立 キャッシュレスで日常生活が変わる

首都マニラでは、QRコードを利用して買い物をする客が増えている。レジの横には店舗でのキャッシュレス決済の先陣を切ったGlobe系のGCash、Smart系のPayMayaを始め、AlipayやWechatPayなど中華系QRコードが並ぶ。一方、配車サービスの大手Grabは、Grab Payというアプリ内の決済システムを使いフードデリバリーへの利用を広げている。

マニラでキャッシュレス決済が広がっている理由のひとつに、銀行口座の保有率の低さがある。2017年の中央銀行のデータでは、国民の77.4%が銀行口座を持たないという結果が報告されている。アプリを利用することで公共料金の支払いが行えたり、遠方にいる友人・家族からの送金を受けたりすることが可能となることから、各社のサービスが乱立する状態となっている。

No.1-キャッシュレスサービスが乱立

キャッシュレスサービスが乱立

 

若者からの支持で 知名度急上昇のカフェ「Blue Tokai」

首都デリーの高級住宅街や、若者が集まるエリアにも進出している注目のカフェが「Blue Tokai」だ。おしゃれで落ち着いた雰囲気のある店内では、親しい仲間との時間を楽しむ人々で賑わっている。インド人にとって、コーヒーはチャイよりおしゃれで高価な存在。店舗はトレンドに敏感な富裕層や若者に人気のスポットにあり、これまでスタイリッシュな雰囲気のある店で、淹れたてコーヒーが飲める場所が少なかった。チャイは広く浸透しており、ティータイムを楽しむ素地があったため、それをコーヒーに置き換える層に指示された。一部の店舗では、おいしいコーヒーの淹れ方を教える教室なども開催しており、新たなソーシャルの場としても注目を浴びている。

No1-知名度急上昇カフェ「Blue Tokai」

知名度急上昇カフェ「Blue Tokai」

 

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詳細のランキングはウェブサイトから

今回のVOICEではアジア8ヵ国のトレンドをピックアップし、紹介いたしました。TNCアジアトレンドラボのウェブサイトでは、各国NO.5までをランキングした資料をご請求いただくことが可能です。ぜひ、ご覧いただき、ご意見・ご感想、お問い合わせなどいただけますと幸いです!

TNCアジアトレンドラボ アジア8ヵ国 トレンドランキング 2019-2020

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トレンドランキング2019-2020セミナー満員御礼

トレンドランキング2019-2020セミナー満員御礼3/4(水)15:00からTNCアジアトレンドラボのウェブ会員に向けて、トレンドランキングのセミナーを実施します。今回のVOICEjpでご案内をする予定でしたが、すでに満席となってしまいました(申し訳ありません)。個別のセミナーやランキングのご説明も対応しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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