~シリーズ 世界のライフスタイル~ 2016年、ベトナムの宣言!「ベトナムは2030年までにASEANトップの近代産業国家を目指します」

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poste-logoメコンデルタ経済圏(タイ、ベトナム、ラオス、カンボジア、ミャンマーの5カ国)が注目される中、ベトナムは2030年までにASEANトップの近代産業国家になるという目標を発表しました。ASEANと言えば現在10カ国の連合体でシンガポールなど先進国に肩を並べる国も含まれています。その中で、あと14年後の2030年にはトップになるという宣言をしたベトナム。その意味や理由を解説してくれたのはベトナム屈指の生活情報サイト「POSTE」です。今回のVOICEjpは、「POSTE」とのコラボでお届けします。

 

近代化が進むホーチミンの街並み

近代化が進むホーチミンの街並み

現在、ベトナムの人口は約9,000万人と言われ、特に若者の数が多い。人口は増加傾向にあり、今後ますます経済発展が見込まれている。国民の平均年齢は約28歳。少子高齢化が進んでいる日本の国民平均年齢は約45歳。これだけみてもベトナムマーケットのポテンシャルを感じる。

ベトナムは1995年にASEANに加盟し、「相互尊重、平等、互恵、内政不干渉」という原則のもと、他のASEAN加盟諸国との友好協力関係を築いてきた。ベトナムはASEAN加盟国以外の国々との関係を強化すると共に、ASEAN+3、東アジアサミット、アジア太平洋経済協力会議、アジア欧州会議、世界貿易機関などの加盟諸国と関係を結んできた。これを通じて、国際社会におけるベトナムの地位は日増しに高まってきている。ASEANも新しい発展段階に入り、ベトナムは主体的、かつ、積極的にASEANの協力事業に参加していくことを主張している。

インフラが変わる-2020年、ホーチミンに地下鉄が開通

1日当たり350本以上が運行、1日の旅客輸送量は340万人に上る予定

1日当たり350本以上が運行、1日の旅客輸送量は340万人に上る予定

ベトナムは発展のチャンスに恵まれているが、試練も少なくない。特に、環境汚染、森林破壊の問題は深刻で、インフラ整備も追いついていない。ただし、インフラ整備で言えば、現在、日本の清水建設と前田建設によって構成されている共同企業体JVによってベトナム初の地下鉄工事が行われている。

ホーチミン地下鉄1号線は、ホーチミン中心部のベンタインから、同市東北部のスオイティエンを結ぶ予定である。開通予定は2020年、このホーチミン地下鉄1号線が開通すれば事実上ベトナム初の都市鉄道となる。

また、これによりバイクの台数が減少し、深刻な交通渋滞が緩和され、交通事故者数の増加防止も期待される。事実、2016年のテト(旧正月)期間である2月7日~2月12日の間に30,000人の交通事故患者が病院に運ばれたという。そのうち160人が死亡している。

現在、ベトナム都市部では急速にインフラ整備が行われているが、都市の成長スピードに追いついていないのが現実。ただ交通インフラの整備に伴い物流インフラも改善され、より企業にとっても進出しやすくなるだろう。

ビジネス環境が変わる-外国からの投資を積極誘致

ベトナムの成長戦略に欠かせないのが外国からの投資だ。今後、ベトナムは外国からの投資を誘致するための設備投資などの協調策も実施していくつもりだという。そのための都市開発のワークショップなどもベトナムで頻繁に行われている。行政、財務・金融政策、ビジネス環境の改善など様々な面での開発は急務と言えるだろう。

先日、ホーチミン市で行われた経済会議で、ファン・タン・キエン氏(ホーチミン貿易所長)は、ホーチミン市の2015年のGDP成長率が9.85%に達し、全国のGDP成長率は6.68%だったことを発表した。統計によると、昨年に比べて、企業の設立数は29.2%増加した。また、直接投資資本は46億ドル(新規、継続含む)に達し、前年比43%増となった。商品、サービスの売上高も前年比10.5%増と着実に増加している。日本のマーケットが縮小している中、ベトナム進出を考えている日本の企業も少なくないだろう。ベトナムはアジアでビジネスを行う絶好の拠点であり、沿岸部が長いため生産・物流拠点として現在大きな注目を集めている。

また、ベトナムでは観光産業の成長も目覚しく、特にホーチミン、ハノイに次ぐベトナム第三の都市「ダナン」は、いまビーチリゾート開発も行われており、観光客で賑わっている。白い砂浜が続くビーチ沿いには高級ホテルが続々と建っている状況だ。 国としても観光総局、ベトナム観光協会、およびベトナム航空総公社とともに足並みを揃えて観光客向けサービスの向上や一方的な観光客向けの一部ビザ免除などに取り組んでいる。

(左)サイゴン川に映るホーチミンの街<br>(右)日本から約6時間の直行便も飛んでい るダナン。世界遺産巡りの拠点にもなっ ている。

(左)サイゴン川に映るホーチミンの街
(右)日本から約6時間の直行便も飛んでい るダナン。世界遺産巡りの拠点にもなっ ている。

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TNCトレンドラボのベトナムメンバー。先頃、ベトナムの小学校では日本語が第一外国語になった。

TNCトレンドラボのベトナムメンバー。先頃、ベトナムの小学校では日本語が第一外国語になった。

ベトナム人は勤勉である。さらに、国策としてIT人材育成を進めているなど、若くて優秀なエンジニアが豊富という事も注目されている理由のひとつで、今後ますますベトナムへの進出企業が増加することが期待されている。ベトナムでは言語の問題が挙げられることが多いが、ホーチミンでは週末になると大学生が公園などで欧米人旅行者を捕まえて英語のスピーキングの練習をしている風景をよく見る。こういうところにも勤勉さが表れており、もしかすると言語の問題はすぐに解消していくのかもしれない。

また、親日家であり、日本語を話す若者も多い。冒頭に述べたように、国民の平均年齢は約28歳、若者の多い国である。ASEANトップの近代産業国家になるという国の未来を掲げ、国民のやる気を創出することこそ、ベトナムが成長するための重要なファクトになるのだ。

いかがでしたか?今も、そしてこれからも変わりゆくベトナムを少し感じていただけたのではないでしょうか。ちなみに、今いちばん大きく変化しているのは首都のハノイです。ホーチミンとハノイでは暮らしぶりも生活者のマインドも大きく違います。各々の街に精通する「POSTE」では様々な市場調査を実施しています。ぜひ、TNCのネットワークをご活用ください。

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