~シリーズ 世界のライフスタイル~ アジアトレンドランキング2018

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アジアトレンドランキング2018

ASIA Trend LabTNCが運営するアジア×トレンドに特化した研究機関「アジアトレンドラボ」では、アジア各国のトレンド情報を収集し、WEBサイトで公開をしています。今回のVOICEjpの特集では、毎年恒例となった「アセアン・トレンドランキング」に、インドも加えたアジア7ヵ国の2018年を振り返る「アジア・トレンドランキング」を発表したいと思います。今年は各国でどのようなモノ・コトが流行したのでしょうか?各国のランキングと合わせて注目のトピックをご紹介します。

7ヵ国の2018年のトレンドを一挙ご紹介!

社会現象を巻き起こす  日本発祥ご当地アイドル「BNK48」

2017年2月に誕生した、AKB48のタイ版姉妹グループ「BNK48」。BNK48が歌うタイ語版の『恋するフォーチュンクッキー』はYouTubeの再生回数が1億5,000万回を超え、タイの老舗豆乳ブランド「Lactasoy」のCMや大手飲料ブランド「Oishi」のイメージキャラクターなど、タイを代表する企業のアイコンにもなっています。 これまで支持されてきていたK-POPアーティストとは異なり、BNK48は普通の女の子が夢を実現させていく等身大のタイ人アイドルとして人気となり、さらに夢を実現するまでの過程がタイのテレビドラマによくあるサクセスストーリーと合致したことで支持されています。

社会現象を巻き起こす「BNK48」

大手飲料ブランドのイメージキャラクターやGrabのアンバサダーなどを務めるBNK48。大みそかの『NHK紅白歌合戦』では本家のAKB48と共演することも発表された

大手飲料ブランドのイメージキャラクターやGrabのアンバサダーなどを務めるBNK48。大みそかの『NHK紅白歌合戦』では本家のAKB48と共演することも発表された

 

 

都市型ハイテク農業が加速 植物工場&スマート家庭菜園で食料自給率向上へ

食料自給率1割未満と言われているシンガポール。これまで食料供給の大半を海外からの輸入に依存してきましたが、外国への過度な食料依存に対する危機感が高まっています。2017年、政府による新規農業振興政策が発表され、都市型ハイテク農業の動きが加速。太陽光利用型や完全人工光型の植物工場で栽培された野菜がスーパーマーケットへ出荷されるようになってきています。さらに、卓上用からベランダ用まで様々なスマート家庭菜園が登場し、トレンドとなっています。代表的なメーカーとしては「Plantui Singapore」や「Crick and Grow」などがあり、価格は299SGD(約24,600円)や398SGD(約32,900円)など。

ハリウッド映画『クレイジー・リッチ』

国民の多くが暮らす公営団地・HDBでも栽培しやすいスマート家庭菜園が人気に

国民の多くが暮らす公営団地・HDBでも栽培しやすいスマート家庭菜園が人気に

 

 

配車アプリ市場が活況 新規参入にGrabは多角サービスで応戦

UBERのASEAN市場撤退後、Grabが一強を誇っていた配車アプリ市場に2018年8月、インドネシア大手のGOJEKが「GoViet」の名前でベトナム市場に参入。低価格やお試しの無料クーポンなどを提供し、SNSでも広告戦略を展開、顧客獲得を図っています。Grabは配車サービスのみならず、配送やレンタカーサービスなど車の運用範囲を拡大中です。 GrabとGoVietが配車アプリではツートップと言えますが、他にもタクシー大手「MAI LINH」の配車バイク部門が運用しており、さらに2018年9月には地場企業の「Go-Ixe」がバイクや乗用車の配車サービスの試験運用を国内8つの省や市でスタートさせるなど、配車サービスは今後も活況となっていくことが伺えます。

初の国産車「VINFAST」発売間近

インドネシアのGOJEKが8月にベトナム市場に「GoViet」として参入。今後のGrabとのシェア争いに注目が集まる

インドネシアのGOJEKが8月にベトナム市場に「GoViet」として参入。今後のGrabとのシェア争いに注目が集まる

 

 

日系コンビニの差別化 “日本風“のファミリーマートが躍進中

2016年11月にマレーシアに初出店したファミリーマートは、店舗数を60店舗以上に増やしています。日本のファミリーマートで扱う菓子や飲料が販売されている他、看板メニューでもあるカフェコーナーのアイスクリームなどは頻繁に新フレーバーを出し、消費者を飽きさせない工夫で支持されています。特に人気のおでんは出汁に唐辛子を使用し、辛い物が好きなマレーシア人用にローカライズ。請求書の支払いなどもカウンターで可能。ファミリーマート用の電子決済システムも備えています。今後は、フリーWi-Fi、荷物の受け取り、発送、FAX、写真現像などのサービスも予定。 イートインを使用する人が多く、ベーカリーは日本と同じ味のパンを手頃な価格で食べられます。マレーシアのファミリーマートはローカライズだけではなく、日本と同じ商品やメニューを扱うことで他のコンビニとの差別化を図っていると考えられます。

キャッシュレス化で犯罪抑止

マレーシア人の味覚に合わせた 辛口スープのおでんが大人気

マレーシア人の味覚に合わせた辛口スープのおでんが大人気

 

 

配車から人材派遣へ 利用者広がる「GOJEK」のサービス

配車サービスアプリ「GOJEK」は、インドネシア国民にとって、日々の生活に欠かせないものになってきています。2018年に入り、配車・配達以外のサービスを「GOLIFE」アプリに分化。「GOLIFE」の内容は以前よりあったマッサージや掃除に加えて、車の清掃・修理、ガソリンの配達、家電製品の修繕からエアコン清掃、家屋の修繕まで多岐にわたる人材派遣サービスが充実。かゆい所に手の届くサービスとして、利用者拡大中です。 渋滞の激しいインドネシアでは家から出ることなく用事を済ませたいという需要に合わせて人材派遣サービスも拡張。これは、雇用増にもつながっているようです。同様の配車アプリ「Grab」は、ダウンロード数では「GOJEK」を上回っているものの、配車やデリバリー、買い物代行のサービスにとどまっています。

第18回アジア競技大会が開催

バイクタクシー配車から始まったGOJEKは、家から出ることなく様々なサービスを受けられる事業を拡大し、インドネシア有数の企業に成長

バイクタクシー配車から始まったGOJEKは、家から出ることなく様々なサービスを受けられる事業を拡大し、インドネシア有数の企業に成長

 

 

インドネシア系コンビニが急拡大 外資系コンビニ戦争が地方へも波及へ

フィリピンの小売業界で最も伸びているとされるコンビニ。台湾系セブンイレブン(日系セブンイレブンとは異なる)が先行し、日系のミニストップが追うという2強時代がしばらく続いてきましたが、最近では日系のファミリーマートやインドネシア系のアルファマートも参入し、地場コンビニも含めてコンビニ戦国時代の様相を帯びてきています。 中でもアルファマートはフィリピンのモール運営最大手の「シューマート(SM)」グループと提携して2014年にフィリピンに進出。モール内に直接出店する方式で特に最近1年間で首都圏で急激に店舗数は増加中です。2018年4月には首都圏だけで400店に達し、今後は地方にも出店すると発表。 SMグループと提携したことで、モール館内に直接出店でき、集客の相乗効果や冷蔵・冷凍食品を置くなど、他のコンビニチェーンにはないサービスを展開し、顧客を増やしています。

Netflixにフィリピン発のインディー映画

インドネシアのアルファマートでは販売できないアルコールもフィリピンでは取り扱っている

インドネシアのアルファマートでは販売できないアルコールもフィリピンでは取り扱っている

 

 

若者が牽引するビール市場 インドオリジナルのクラフトビールも人気に

インドのビール市場が存在感を増してきています。これまでは大手の「Kingfisher」がメジャーブランドとして知られていましたが、「Bira91」などのクラフトビールが登場し、若者のビール人気を牽引。最近では、マイクロブリュワリーのパブがバンガロールやグルガオンに進出し、単にビールを飲むだけでなく、「好みのビールを見つけ味わう」ことを楽しむ人が増えています。 アジアの中で最もビール消費量が低いと言われているインドでしたが、近年、プレミアムやドラフトなどの付加価値のあるビールが続々と商店に並び始めています。暑い季節が長いインドの気候にビールは合っていることもあり、インドのビール市場は2020年までに毎年6.9%順調に伸び続けると予測されています。

フードデリバリー市場が活況

猿のイラストが可愛らしいクラフトビール「Bira91」を取り扱う商店やパブが増加中

猿のイラストが可愛らしいクラフトビール「Bira91」を取り扱う商店やパブが増加中

 

 

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ランキングの詳細はWEBサイトに掲載中です!

今回のVOICEではアジア7ヵ国のトレンドをNO.3までピックアップし、紹介いたしました。TNCアジアトレンドラボのWEBサイトでは、各国NO.5までをランキングにして、詳細情報を掲載しています。また、PDFもWEBサイトからダウンロードできます。ぜひ、ご覧いただき、ご意見・ご感想、お問い合わせなどいただけますと幸いです!

今回のVOICEではアジア7ヵ国のトレンドをNO.3までピックアップし、紹介いたしました。TNCアジアトレンドラボのWEBサイトでは、各国NO.5までをランキングにして、詳細情報を掲載しています。また、PDFもWEBサイトからダウンロードできます。ぜひ、ご覧いただき、ご意見・ご感想、お問い合わせなどいただけますと幸いです!

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